スマッシュロブ
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ロブ&スマッシュ上達のためのシンプル練習法

今回は、ロブVSスマッシュの練習方法をご紹介します。

ロブやスマッシュが苦手な人も多いと思います。
テニススクールでもそんなに練習に時間を割かないので、練習の機会も少ないでしょう。

でも強い人ほど、ロブとスマッシュはとっても上手です。
それほど大切なショットだと認識してください。

そんなあなたでもできるシンプルな練習方法は次の通りです。(2名1組で行います。)

■ロブVSスマッシュ練習(60分バージョン)
・ロブVSハイボレー
 1.ネットをはさんで、ロブ側はサービスライン上に、スマッシュ側はサービスラインとネットの間に立ちます。

2.ロブ側はゆっくりとしたボールで低めのロブをあげます。
相手が前後左右に動かなくても良いようなロブを毎回的確にあげるように意識してください。

3.スマッシュ側はスマッシュの打点をイメージして頭より上の打点でハイボレーで返します。
(スマッシュのようにラケットを振り下ろさず、打点でラケットを止めるつもりで打ってください。)
スマッシュ側は、相手コートのサービスラインとネットの中間地点にボールが落ちるように意識します。

4.ロブVSハイボレーでラリーを続けます。(約10分)

・ロブVSスマッシュ
 1.ネットをはさんで、ロブ側はサービスラインとベースラインの間に、スマッシュ側はサービスラインとネットの間に立ちます。

2.ロブ側はゆっくりとしたボールで中ぐらいのロブをあげます。
相手が前後左右に動かなくても良いようなロブを毎回的確にあげるように意識してください。

3.スマッシュ側はスマッシュの打点をイメージしてスマッシュで返します。
(思い切り打つのではなく、ゆっくりラケットを振り下ろす程度で打ってください。)
スマッシュ側は、相手コートのサービスライン上にボールが落ちるように意識します

4.ロブVSスマッシュでラリーを続けます。(約10分)

・ロブVSスマッシュ
 1.ネットをはさんで、ロブ側はベースライン上に、スマッシュ側はサービスライン上に立ちます。

2.ロブ側はゆっくりとしたボールで高めのロブをあげます。
相手が前後左右に動かなくても良いようなロブを毎回的確にあげるように意識してください。

3.スマッシュ側はスマッシュの打点をイメージしてスマッシュで返します。
(思い切り打つのではなく、ある程度軽い力で振り切る程度で打ってください。)
スマッシュ側は、相手コートのサービスラインとベースラインの間にボールが落ちるように意識します。

4.ロブVSスマッシュでラリーを続けます。(約10分)

最後に、ロブ側とスマッシュ側がいれかわって、もう一度最初から練習メニューをこなします。(30分)

練習は以上です。
きわめてシンプルですが、ここでもそれぞれロブ側、スマッシュ側が何を意識して練習するかがとても大切です。

まずロブ側が意識するポイントは、
「スライスロブの高さと深さの感覚」
です。

この練習では基本として最も安定性の高いスライスロブを身につけてもらいます。
グリップの握り方や打ち方はボレーとほぼ同じで、あとは天井にむかってボレーをするような感覚で打てばきれいにスライスロブがあがります。

とはいえ、普段はロブの練習はほとんどしませんから、いきなりベースラインからロブをあげようとしてもうまくいかない人も多いと思います。

でもこの練習であれば、ゆるいボールでネット近くからロブを上げる練習をするので、どのくらいの高さにあげればどれくらいの深さにボールが落下するのか?という感覚がよくわかります。

またスマッシュのスピードを徐々にあげてもらうことで、相手のボールのスピードによってどれくらいの強さで打ち返せばよいかの感覚もよくわかるようになります。

次にスマッシュ側が意識するポイントは、
「ボールの回転」
です。

一般的には、スマッシュにスライス回転やスピン回転がかかってしまう人が多いようです。
しかしこれでは威力が落ちたり、コースが微妙にずれたりしますので、基本としてフラット回転のスマッシュを打てるようになっておくことはとても大切です。

そこで、最初にハイボレーで返す練習のときに、ボールに対してできるだけ「フラット」にラケット面を当ててください。
ボールに対してフラットにラケット面を当てると、あなたが打ったボールは、ほぼ無回転になるのがよくわかります。
(逆に、スライス面で当たっていると、ボールは横回転しながら飛んでいきます。)

ロブ側が後ろへ下がって、あなたが徐々にスピードあるスマッシュを打っていくときにもボールの回転がフラットになるよう意識してください。

そうすれば、対して力をいれなくてもスピードあるスマッシュが打てるようになります。

いかがでしょう?

他にも意識するポイントはたくさんありますので、あなたなりにアレンジして意識するポイントを変えて練習してみると、さらなる上達につながります。

上級者やコーチもこの練習を取り入れています。
30分間ロブを上げ続けたり、スマッシュを打ち続けたりすればあなたのテニスがどれだけ上達するか?

驚きの体験ができると思います。もちろん自信もつきますよ!

がんばってくださいね!