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イメージ力を高める簡単テニス練習法 その2

テニス上達に欠かせないイメージ力を強化する練習法その2です。

前回の展開図を使ったイメージトレーニング法はいかがでしたか?

今日はその2ということで、さらに実践的な練習法をご紹介します。

それは「写真」を使った練習法です。

まずはこの写真をご覧ください。

テニス雑誌や本でもよくある「サーブ」を「横」から捉えた写真です。

この写真を見たときに、果たしてあなたはどんなイメージを頭に思い浮かべているでしょうか?

ただ単純にこの写真と同じ横からの平面のイメージだけでしょうか

それとも立体的に被写体(私)をイメージしているでしょうか?

ぜひここで、前回行った「展開図」のトレーニングを思い出してください。
展開図から完成後の立体をイメージしたように、この写真から被写体を立体的にイメージしてみてください。

そして頭の中で、いろいろな角度から眺めてみてください。
ぐるっと360度、自分が周りを歩いていると仮定して、イメージしてみましょう。

いかがでしょう?

例えば、少し斜め後ろから見るとこんなふうになるはずです。

さらに後ろに回るとこんなイメージになります。

さらに正面に回りこむとこんなイメージになります。

(※使用している写真は正確にひとつの被写体を同時に全方向から撮影したものではありませんので、
実際は微妙に異なります。あくまでわかりやすく表現するために使用しています。)
できましたか?

よくあるプロの連続写真を一方から見ているだけでは、「難しいな・・・」となかなか参考にならないと思いますが、
イメージを膨らませてこんな風にいろんな角度から見ることができると、新たな発見につながります。

体の傾き具合、足の位置、ボールとの距離など特定の方向からしか見つけられない上達のポイントがたくさんあります。

だからこそ、あなたにもイメージ力を高めていただきたいと思います。

では、続いてこの写真を見てください。

フォアハンドストロークを横から捉えた写真です。

同じように、この被写体を立体的にイメージしてみましょう。

そして今度は、斜め上から見た場合のイメージを思い浮かべてください。
自分の体がすーっと空中に浮いて3メートルくらいの高さから見下ろしていると想像してみましょう。

できましたか?

実際はこんなイメージです。

いかがでしょう?

こんなふうにいろいろな角度からイメージできるようになれば、今度はあなた自身を被写体として置き換えてみてください。
そして頭の中で動かしてみましょう(頭の中でテニスをしてください。)。

ちなみに、あなた自身がテニスをしている姿が想像できない場合は、実際にビデオ撮影するとよいでしょう。
そしてそれを何度も見ておくと、実際に試合中でも自分の姿を頭の中でイメージできるようになります。

さらに上級者やプロのテニスを見たときに、自然に頭の中の自分の姿と比較することができるようになります。

そうすれば、自分との違いや共通点が浮かび上がって発見につながり、次の上達へとつながるのです。

さあ、今回は写真を使ってイメージ力を高める方法をご紹介しました。

ポイントは普段から「いろんな角度からテニスを見ること」です。

例えば上級者がラリーをしている様子を、横からだけでなく、真後ろから見てみる、正面から見てみることです。
プロの試合観戦にいったら、席を移動していろいろな角度から見てみることです。

ただボーっと見ているだけの人とこんなふうに意識を持ってみているだけの人では上達のスピードが違うのも当然ですよね。

ぜひあなたもカメラマンになった気分で、いろんな角度からテニスを見つめなおしてみてください!

あなたのテニス上達を応援しています!