潜在意識
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テニスが上達する潜在意識の使い方

今回は、テニスが上達する潜在意識の使い方をご紹介します。
以前マイテニTVでも取り上げました。
・テニスのイメージ力を高める簡単トレーニング法 その1
・テニスのイメージ力を高める簡単トレーニング法 その2

いろんなイメージトレーニング法がありますが、これらのトレーニングも実践で使えなければあまり意味がありません。

誰でも簡単にすぐに実践できるのがマイテニ流です。
ではさっそく、例を出して一緒に考えていきましょう。

あなたは試合に出ています。

ゲームカウント4-5、ポイントは30-40。サーバはあなた。

ファーストサーブはネットにかけてフォルト。

今からセカンドサーブです。

あなたは「ダブルフォルトしないかな・・・」と不安に襲われます

あなたは頭の中で、絶対ダブルフォルトだけはしないようにがんばろう」とつぶやき、気合をいれます。

そして、その結果・・・やっぱりダブルフォルト。
「打つ前に、なんかダブルフォルトする気がしたんだよな。。。」

こんな経験ありませんか?

実はこれ、間違ったイメージ力の使い方をしている典型的なパターです。

人間の脳には顕在意識と潜在意識の2つの意識があるという話は聞かれたことがあるとおもいます。

顕在意識とは、いわゆる「意識」ができる部分、潜在意識は、いわゆる「無意識」といわれる部分です。
そして脳のほとんどは潜在意識で、実は人間の行動に深いレベルで影響を与えているといわれています

スポーツにおいても、この潜在意識がイメージをつくりあげるときに大きな影響を与えています。顕在意識で考えたことを潜在意識がイメージとして描きます。

ものすごく話を単純化してお話しすると、潜在意識が良いイメージを描けば、体は無意識にそのように動き、良いイメージどおりの結果がでます。
逆に潜在意識が悪いイメージを描いても、体はやはり無意識にそのように動き、悪いイメージどおりの結果になります。

「じゃあ、潜在意識に良いイメージを描かせてあげればいいじゃん」という話になるのですが、潜在意識にはひとつやっかいなルールがあります。

それは、「否定がない」というルールです。

実際に、実験してみましょう。

今から、「ピンク色のテニスボール」を思い浮かべ「ない」でください。

さあ、いかがでしたか?

ピンク色のテニスボールを思い浮かべるな!といっても、思い浮かべてしまいませんでしたか?

これが「否定がない」というルールです。

ということは、先述したダブルフォルトの例がなぜ間違っているのか?もうおわかりですよね。

「絶対ダブルフォルトしないようにがんばろう」

とおもった瞬間に、潜在意識は見事に「ダブルフォルト」のイメージを作り上げてしまいます。

ということは、体は無意識にダブルフォルトするように動くわけです。

ですからイメージ力を使うときのコツは、必ず「肯定的な言葉を使う!ということです。
「○○しないようにがんばる!」という表現は使わないことです。

さあ、あなたの普段のテニスを思い出してください。

否定語を使っていませんか?

言葉はクセになっていることが多いですから、明日から意識して肯定後を使ってみてくださいね!

あなたからの上達報告お待ちしています!

追伸:
最近、コンビニのトイレには「いつもきれいにお使いいただきありがとうございます。」という表示が目立つようになりましたね。
一昔前は、「トイレを汚さないでください」という表示でしたから、これでは汚いイメージをしてしまい、汚す人が増えてしまいます。これも潜在意識をつかったちょっとした改善ですね。
ちなみに、高速道路の「事故多発」という表記は最悪ですね。。。
「安全運転強化区域」という表記に変えてみてはいかがでしょう?