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今さらグリップは変えるべき??

今日は読者からの質問に答えたいと思います。

■読者からの質問

テニス歴16年の男性です。
中学高校時代にはソフトテニスをしていて、大学に入ってから、同好会で硬式テニスを始めました。

当時はまだイースタングリップが主流だったのでウェスタンから、イースタングリップに直しました。
その後スクールで習い続け、社会人の試合にも出続けていて、スクールの上級にも入れるようになりました。
ただ、サーブ、ボレーはそこそこなのですが、イースタンのままのグリップでのストロークに自信がなく、
上級クラスでのストロークの非力さが気になっています。
そこで思い切って、せめてフォアのグリップをセミウェスタンに変えようと考えています。調子を崩すような無謀な考えででしょうか?

ご意見をお聞かせください。
●回答

ご質問ありがとうございます。

結論からいうと、ぜひセミウェスタングリップに変えてください。
(変えてチャレンジしてみてください。)

理由はいくつかあります。

1.セミウェスタンのほうが打点が前になるため、早いタイミングで打ち返せる(相手の時間が短くなる)

2.セミウェスタンのほうが、高い打点のボールを打ち返しやすい(現在のテニスはトップスピン主流のため打点が高くなりがち)

3.(あなただけの利点として)ソフトテニスの感覚で打てる

特に3番は大きい要素です。
ソフトテニス出身者のフォアハンドストロークは強烈です。

最近の硬式テニスは、ラケットの進化もあり、打ち方そのものがソフトテニスと非常に似てきました。

中国や台湾では、かなり前からソフトテニスの要素を硬式テニスに本格的に取り入れて成績を伸ばしている選手もいるそうです。

上級者レベルであれば、ソフトテニスの感覚で打てばおそらくそれほど時間もかからずに、硬式でも良いストロークが打てるようになるでしょう。

ただ、注意しておいていただきたいのは、ボールが単調になりやすという点です。

ソフトテニス出身者に多いのですが、ボールそのものは強烈なのですが、スピードや回転、ボールの高さが一定であるため、

慣れてしまえばあまり怖くはありません。

上級レベルであればなおさらですが、意識的にボールに変化をつける練習を普段からしておいてくださいね。

特に一番大切なのはボールの回転をコントロールすることです。

壁うちやショートラリーでボールの回転の感覚をしっかりつかんで、自在に回転量をコントロールできるように練習してください。

力強いスピードあるボールは、ゆるいボールがあってはじめて生きてきます。

がんばってください!