Tag: ストローク

集中力/精神力を鍛えるテニス上達練習法

今回はテニス上達に必要な集中力や精神力を鍛える練習法をお伝えします。

これまでご紹介してきた各ショットの練習方法を思い出してください。

ストロークVSストローク
ボレーVSストローク
ロブVSスマッシュ

これらの基本的なラリーができるようになり、かつ意識するポイントもつかめてきたら、いよいよ次のレベルアップに向けてある練習にチャレンジしていただきます。

これは上手な人、特にトップクラスのジュニアたちも練習しているとっても効果のある練習です。

それが、1000回ラリーです。

「えっ!1000回もラリーするの??」
そうです。するんです。

まずは、ゆっくりしたボールでラリーしてOKです。
がんばって1000回続けるんです。

「大変ですよね・・・?」
ええ、大変です。

でもやるんです。

1000回続けるという目標をもって練習に取り組むといろんなことが学べます。

まずは「集中力」。
よく、「私、集中力がないんです。。。」とおっしゃる方がいます。
これは集中力がないのではなく、集中力を鍛えていないだけです。

10回、20回続ける間であれば誰でも集中はできますが、100回、500回、1000回続ける間、ずーっとボールに集中し続けるというのは、慣れていなければ至難の業です。でもこの練習を繰り返すことで集中力は着実に鍛えられていきます。

それから「精神力」。
普段の試合で、これさえ決めたら勝てる!というときに致命的なミスをしたら、ヘコんでいませんか?簡単にあきらめていませんか??ペアのミスに愚痴をこぼしていませんか?

1000回ラリーに挑戦して、いきなり達成する人はあまりいないでしょう。
皆さん成功するまでに何度も何度も失敗します。
100回目で失敗するかもしれません。
500回目で失敗するかもしれません。
でも失敗したら1からやり直しです。

900回目で失敗したときの精神的ダメージはどうでしょう?
あなたがミスして、パートナーに申し訳ない気持ちでいっぱいになるかもしれません。
逆にあなたががんばっていても、パートナーがミスばかりして、あなたはやるせない気持ちになるかもしれません。

それでもへこたれずに最初からやり直すことで最後まであきらめない精神力がつきます。

そして、何よりも大切なことは、「助け合いの力」が身につくこと。
意外かもしれませんが、1000回ラリーに成功しようと思うと、これまで一般的に言われているテニスの常識を変えなければなりません。

「テニス=戦い・競い合い」という常識です。
相手の弱点を狙う、相手のいないところへボールを打つ、ポイントを奪い合う、相手を倒す・・・という常識です。

この考え方で1000回ラリーに挑戦すると、まず達成できません。

そうではなく、
「テニス=助け合い・磨きあい」という考え方が必要です。
相手の長所を狙う、相手の打ち易いところへ返してあげる、相手を元気付ける・・・という考え方です。

そうすることで、1000回ラリーが達成され、相手とともに「喜びを分かち合う」ことができます。

こんなことを言うと、コーチからは「何を生ぬるいことをいってるんだ!」と怒られそうですが、私は本来テニスは戦いではなく、助け合いだと強く確信しています。テニスをしている理由は、自分だけが勝つことではなく、誰かとともに喜びを分かち合うことじゃないかなと。

そして仕事や勉強も、人生も同じだなと。
あなたががんばることで誰を助けるのか?
そんな疑問に答えてくれるのが、1000回ラリーだと思います。

ぜひこの1000回ラリーを通して、そんな人生観を感じていただけたら幸いです。

 

ショットの安定と集中力を高める練習法

今回は、ショットの安定と集中力を高めるオススメの練習法をご紹介しましょう。
今日、ご紹介するのはストローク練習法です。
今回ご紹介する練習法は、すべてのショットの基本となるシンプルなものですが、上級者やコーチが普段自分たちの練習として行っているものです。それだけ効果が高いということです。実はこれ、過去にマイテニ1DAY強化レッスンでも行いました。

参加者の皆さんも、
基本を長時間じっくりと練習する機会を与えていただいて非常に良かった。」
普段ひとつひとつのことをこんなに時間をかけて練習することが無いので、基礎練習の大切さを再認識できました。」
と大変喜んでいただけたようです。
さっそく次の日の練習や試合で効果が出たと数名の方からご連絡いただきました。

では、さっそくその練習法をご紹介しましょう。
基本的には2人いればできる練習法です。(ひとりの場合は、壁うちでもある程度可能です。)

■ストローク練習(1時間バージョン)
・ミニストロークラリー
1.ネットをはさんで、お互いサービスライン上に立ちます。

2.ゆっくりとしたボールでミニラリーを行います。
このとき、相手コートのサービスラインとネットの中間地点に
ボールが落ちるように意識してラリーを行います。
ボールの軌道は、ネットの倍の高さよりも少し低めを通るように意識します。
できる人はネットすれすれにチャレンジ)

3.まずは、お互いフォア同士で続けます。(約5分)

4.次に、バック同士で続けます。(約5分)

5.最後に、フォア、バック混ぜて続けます。(約5分)

・ミドルストロークラリー
1.ネットをはさんで、お互いサービスラインとベースラインの間に立ちます。

2.ゆっくりとしたボールでミドルラリーを行います。
このとき、相手コートのサービスライン上にボールが落ちるように
  意識してラリーを行います。
ボールの軌道は、ネットの倍の高さよりも少し高めを通るように意識します。

3.まずは、お互いフォア同士で続けます。(約5分)

4.次に、バック同士で続けます。(約5分)

5.最後に、フォア、バック混ぜて続けます。(約5分)

・ストロークラリー
1.ネットをはさんで、お互いベースライン上に立ちます。

2.ゆっくりとしたボールでラリーを行います。
このとき、相手コートのサービスラインとベースラインの中間地点
ボールが落ちるように意識してラリーを行います。
ボールの軌道は、ネットの倍の高さよりも余裕を持って高いところを
通るように意識します。

3.まずは、お互いフォア同士で続けます。(約5分)

4.次に、バック同士で続けます。(約5分)

5.最後に、フォア、バック混ぜて続けます。(約5分)

以上でメニューは終了です。

とってもシンプルですよね?

この練習法はとっても地味な練習で生徒さんはあまり喜ばないのでテニススクールではあまりやらないと思います。(^^;)
でもどのレベルの人にとっても本当に学べることが多い貴重な練習方法です。

ある程度中上級レベルになると、「普段から仲間とこういう練習をやってるよ。」という人も多いのですが、頭打ちになっている人は、どういう意識を持って取り組んでいるか?」という点を改めて見直してみてください。

たとえば、ボールの落下地点はどうでしょう?
5分間のラリーの中で、どれくらいの確率で指定した地点にボールを落下させることができているでしょうか?
上級者であればあるほど、ほぼ完璧に落下地点へ運ぶことが出来ます。

またボールの軌道はどうでしょう?
ほぼ完璧に自分の思う高さにボールを運べているでしょうか?
実際に、ネットの倍の高さにロープを張って練習をしてみてください。目標物ができると意識は随分かわります。

実はこの練習を通して、終始、「集中力」が必要になります。

ちょっとでも集中力を切らすと、ボールはあっという間にあちこちへ散らばります。逆に言うと、同じことを地味に繰り返すだけのこの練習を完璧にこなすことが出来れば、知らぬ間に、集中力が身につくというわけです。

私も今回、レッスン前のシュミレーションでコーチ同士でこの練習を行いましたが、集中が続くと、ある種のトランス状態に入りそうになります。「無」の状態で延々とボールを打っている自分がいるのを客観的に感じました。
そこまでいくと体はシンプル&ナチュラルに動いてくれます。

ぜひあなたもトランス状態?目指してがんばってみてくださいね!

あなたのテニス上達を応援しています。

打点を安定させる練習法

上級者のスイングをみているといつも安定しているのに、初心者・中級者のスイングはいつもバラバラです。
原因はいったいなんでしょう?またそれを克服するための練習法とは?
以前、3人のコーチのストロークラリー映像をご覧いただきました。
そしてこの3人に共通する点を考えてみてくださいと宿題を出しました。※もしまだ映像をご覧になっていない方は、こちら。
小林コーチ ラリー映像
さくらコーチ ラリー映像
岩崎 ラリー映像

映像を繰り返し見ていただくと、いろいろなことに気が付くと思います。
自分にとって役に立ちそうなポイントは見つかりましたか?

もちろんその人のレベルや状況によって、気が付くポイントは変わってきますし、役に立つポイントも変わってきますので、どれが正解というものではありません。

今回は、その中から、ひとつ共通点をピックアップしてみたいと思います。

それは、
「毎回、ほぼ同じフォームで打っている」
という点です。

ラリー映像の中でコーチはボールを何度も打ち返していますが、ほぼ毎回、同じようなフォームです。

返って来るボールの位置やスピードは毎回変化しているのですが、フォームはほとんど同じです。

具体的には、テイクバックのタイミングからスイングの軌道、スイングスピード、フィニッシュの位置など、ほぼ同じようなフォームです。

これは3人のコーチのフォームが同じということではなく、3人それぞれフォームは違いますが、ひとりのコーチが打つフォームが毎回同じだということです。

「毎回、ほぼ同じフォームで打っている」ということは、当たり前といえば当たり前のことですが、実際は、初心者・中級者の方のほとんどは、ラリーをすると毎回フォームがバラバラになることが多いです。
そして、それがストロークが安定しない原因のひとつでもあります。

では、なぜフォームがバラバラになるのでしょう?

大きな原因のひとつは、初心者や中級者の場合、ボールと自分との距離、つまり「打点」が毎回バラバラになってしまうからです。

逆に、上級者になればなるほど、どんなボールが来ても、毎回「打点」はほぼ同じであるため、フォームもほぼ同じになり、ストロークも安定するのです。

では、さらにもう一歩踏み込んで、なぜ「打点」がバラバラになるのでしょう?

それは、「ボールの動きの予測」の精度が低いからです。

上級者の場合、相手がボールを打った瞬間に、ボールの軌道とスピード、回転を見て、だいたいどのあたりにボールがバウンドして、そして打点がどこになるのかが一瞬でイメージできます。

しかし慣れない初心者や中級者の場合は、相手のボールが自分のコートでバウンドして初めて打点をイメージするため、間に合わずに、高いところでとったり、低いところでとったり、ボールに近づきすぎたり、、、といったことが頻発します。その結果、フォームもバラバラになってしまいます。

でもこれはきちんと意識して練習をすれば解決できる問題です。
具体的な練習法を2つお伝えしましょう。

一つ目は、相手の打ったボールを手のひらでキャッチするという練習法です。マイテニクリニックでも、ウォーミングアップの代わりに、ときどき行います。

簡単そうに思えますが、このとき約束がひとつあります。
それは、腕を伸ばしたり縮めたりしてはいけません。

ボールの近くまでいってから、腕を伸ばしたり、縮めたりすると、ボールはキャッチできても実際のラリーになったときにいつまでたっても同じ打点で打つことが出来ません。

あなたがいつも打つ打点をイメージして腕をセットしたら、必ずその状態を維持したまま、ボールのところへいき、ボールをキャッチします。そうすることで、打点の予測の訓練になります。

さらにキャッチができるようになれば、ラケットを実際に持って同じような練習をしてください。

自分の打点にラケットをセットした状態で、相手が打ったボールを、打点位置を変えることなく、スイートスポットでブロックしてみましょう。
誰かにボールを出してもらえないときは、ボール拾いをしている最中、誰かが打ったボールを取るときに実践してみてもよい練習になりますよ。

二つ目は、お馴染み、ショートラリー(ミニラリー)です。

この練習は、ボールの動き予測の訓練には最適です。

最初、ゆっくりとしたボールで短い距離でラリーを続けることで、相手が打った瞬間に自分の打点がどのあたりになるかを予測する練習をします。このとき、自分の打点(体とボールの距離)を毎回、意識してください

そうすると徐々に自分のクセがわかってきます。
「私はボールに近すぎるな・・・」
「フォアは遠いけどバックは近すぎるな・・・」
といった感じです。

クセを把握した上で、修正して練習していってください。

近い距離でラリーができるようになれば、徐々にベースラインのほうへ下がっていき、スピードも徐々にあげていきます。
ここまでできれば、最初何気なくラリーをして、ミスを連発していたものも次第になくなり、打点が安定し、スイングも安定してきているはずです。

いかがでしょう?

今回お伝えしたのはほんの一例です。
ぜひ今週は「打点」を意識して練習してみてください。

あなたのテニス上達を応援しています。

クルム伊達公子選手のライジングショットから学ぼう⑥

クルム伊達公子選手のライジングショットから学ぼう!第6弾!

まずは実際のクルム伊達公子選手のショット映像をご覧ください。

YouTubeで検索いただくと伊達選手の動画が多数でてきます
(テレビなどで録画されていた方は、それをご覧いただくのもよいでしょう。)

これらの映像から、本当にたくさんのことが学べます。

しかも、これを読んでいるあなた一人ひとりによって学べる内容は違ってくると思います。

だからぜひ何度も映像をご覧になって、いろいろ感じてみてください。

とはいえ、このまま突き放してしまうのも無責任ですから、私なりにヒントを二つあげてみたいと思います。

・テイクバックの位置

・ボールを打つタイミング

この2つのポイントに絞ってみるだけで、いろいろ学べると思います。

そして自分自身に、次の問いかけをしてみてください。

「自分のショットと違うところはどこだろう?」

「自分のショットに近いところはどこだろう?」

もちろん、簡単にできるわけがありません。練習、練習、練習が必要です。
しかしやみくもにボールを打つのではなく、クルム伊達選手の映像を頭にイメージしながらボールを打つのでは得られる結果が全く違います。

ぜひ根気よくがんばりましょう。

あなたのテニス上達を応援しています!

クルム伊達公子選手のライジングショットから学ぼう⑤

クルム伊達公子選手のライジングに学ぼう!第5弾!

今回は、さくらコーチに登場いただいて、ライジングが打てるようになるヒントを探したいと思います。

「私は力が無いので強いボールが飛ばないんです。。。」
と困ってらっしゃる女性は多いようです。

非力な女性であればボールが飛ばないのでテイクバックを大きくして力強く打たなければいけない。。。確かにシャラポワのようなプロ選手を見ていると、それも一見正しく思えますが、決してそんなことはありません。

さくらコーチのテイクバックをご覧ください。(動画参照)

この映像はライジングショットではなく、通常のストロークですが、非常にコンパクトですよね。腕の力みも感じられません。

ですが、実際にラリーをしてみると、男性顔負けのとんでもなく鋭いボールが返ってきます。実際に合宿やレッスンでさくらコーチのショットを生でご覧になった方は、必ず驚かれます。「なんであんなに小さな体から、あんなすごいボールが打てるの。。。」と。

もちろん、その裏には何年も蓄積してきた努力があるわけですから、誰でも一朝一夕で同じレベルに到達するのは難しいでしょう。

しかし、「力」が無くても自分も同じようなボールが打てるという可能性については十分納得ができると思います。

その可能性を開いてくれるひとつの方法が、これまでご紹介してきた「ライジングショット」です。

柔道に、「柔よく剛を制す」という素晴らしい言葉があります。

辞書で引いてみると、
「しなやかなものがその柔軟性によって、かえって強く固いものを制する。転じて、弱いものがかえって強いものに勝つことのたとえ。」
と書いてあります。

まさにこれをテニスに取り入れたのがクルム伊達公子選手の「ライジングショット」です。

これまでご紹介してきたとおり、ライジングを身につけるときは、最初は「壁」になったつもりからスタートしていただければOKです。

ただ、そのままでは感覚はつかめても、思ったところへボールを力強く返すことはできません。

そこで次のレベルで必要になるのが「しなやかさ」です。

そのために「しなやか」なテイクバック、「しなやか」なスイング、「しなやか」なフィニッシュが必要になってきます。

これができるようになると、ショットそのものが流れるようなイメージになり、シンプル&ナチュラルなショットに生まれ変わります。(実はシャラポワをはじめプロ選手のショットも突き詰めてみていくと「しなやか」なショットになっていることがほとんどです。)

あなたの中にある「しなやか」なショットとは一体どんなイメージでしょう?

ちなみに、「しなやか」を辞書で引くと、
「 弾力があってよくしなうさま。「―な足腰」「―な枝」2 動きやようすがなめらかで柔らかなさま。「―な身のこなし」「―な革」3 姿態などがなよなよして上品なさま。たおやかなさま。」
とあります。

「今のショットをもっと「しなやか」にできるとしたら、どこを改善できるだろう?」
「日常生活で「しなやか」な動きをしているときはどんなときだろう?」

自分自身に問いかけてみてください。
あなたの上達にきっとプラスになることでしょう。

あなたからの上達のご報告をお待ちしています!

クルム伊達公子選手のライジングショットから学ぼう④

クルム伊達公子選手のライジングに学ぼう!第4弾!

さて、前回まではライジングショットのメリットとデメリット、そして考え方のコツについてそれぞれ考えてきました。

今回は、ライジングを実際に身につけるための練習法をご紹介したいと思います。

ライジングを身につけるために一番大切なのはボールを打つ「タイミング」を覚えることです。

普通のストロークでは、バウンド後、一息おいてからスイングしていくイメージですが、ライジングでは、ボールがバウンドした直後を打ちに行くようなイメージになります。

「タターン」という、いわゆるショートバウンドで打つイメージを持ってください。

このタイミングさえ覚えられれば、あとは普段のスイングと何もかわりません。

では、このタイミングを覚えるのに一番オススメの簡単練習法をご紹介しましょう。(右利きのフォアハンドで説明します。)

1.右手にラケットと左手にボール(数球)を持ってください。

2.ネットから3メートルほど離れた位置に、ネットと正対して立ちます。(ネットと向き合って立ってください)

3.左手をフォアハンド打点のあたりにもっていき、そこでボールを落とします。ボールが地面にバウンドしてから上がってくるところを打ちます。(「タターン」というタイミングになります。)

4.うまくショートバウンドでタイミングよく打てるように繰り返し練習しましょう。(ボールはネットして問題ありません。あくまでタイミングの練習です。)

たったこれだけです。

これを繰り返してください。

このとき、ラケットのスイートスポット(ラケット面の真ん中から少し上のあたり)でしっかりとボールを捕らえられているかどうかを確認してくださいね。

最初はラケットの端にあたったり、空振りしたりとうまくできないと思いますが、タイミングがわかってくると、面白いようにスイートスポットで打てるようになると思います。

なかなかうまくできない人によくある症状は、テイクバックが大きすぎるというものです。

普段のようにテイクバックをするのではなく、まずは一切テイクバックをしないようにして、チャレンジしてみてください。

タイミングがとれるようになれば、徐々にテイクバックしていってください。

またうまく打てるようになれば、ネットから離れて、最終的にはベースライン上から同じようにボールを自分で落として、ショートバウンドでボールを打って、相手コートへ返球できることを目指してください。

さらにもう一歩上のレベルでは、ネットをはさんでのショートラリーで、ライジングに挑戦しましょう。

生きたボールを実際にライジングのタイミングで捕らえることで、あなたの感度はさらにあがります。

さらにさらに実践レベルでは、ベースラインの内側にたって、ラリーをしてみましょう。このときのルールは「ラリー中に、ベースラインより後ろに下がらない!」とします。クルム伊達公子選手もライジングを身につけるときは、ベースラインの後ろに監督がたって、伊達選手がベースラインより後ろに下がらないようにして練習をしたそうです。

マイテニの練習法は「シンプル&ナチュラル」をベースにしています。

「何が足りないか?」ではなく「何がいらないか?」を考えます。

そうすることで本質が見えてきて、上達も早くなります。

ライジングショットの練習法の場合、ライジングのタイミングを覚えるための順序として・・・

1.テイクバックしない → 慣れてきたらテイクバックを徐々に大きく

2.横を向かない → 慣れてきたら横を向いて体をひねった状態で

3.踏み込まない → 慣れてきたら一歩前に踏み込んで打つ

というように進めていくとスムーズにいくでしょう。

「こんなことだけではライジングは打てない。」と思う人がいらっしゃるかもしれませんが、私の経験上、上級者ほど意識しているポイントは少なく、この基礎練習ができれば、ボールが速くても、深くても、自分の足が遅くても、力が無くても問題なく返球できます。

さあ、あなたもぜひチャレンジしてみてくださいね!

あなたからのテニス上達報告をお待ちしています!

クルム伊達公子選手のライジングショットから学ぼう③

クルム伊達公子選手のライジングに学ぼう!第3弾!

さて、前回まではライジングショットのメリットとデメリットについてそれぞれ考えてきました。

ライジングの良さと難しさの両面を感じ取っていただいたところで、今回は、実際にライジングショットをあなたも打てるようになるためのコツについてシンプル&ナチュラルな観点から考えていきましょう。

私の経験上、新しいこと、難しいことにチャレンジするときは、シンプル&ナチュラル」という考え方はとっても役に立ちます。

この考え方のコツは、「余計なものは何か?」を探して「捨てる」ことからはじまります。 これはとっても大切な考え方ですので、忘れないでくださいね。

普通は新しいことにチャレンジするときは、今ある知識や情報に「何を加えなければいけないか?」と考えます。その結果、「自分に足りないものは何か?」を探してしまいます。

しかし私の経験上、現代社会では知識や情報はあふれていますし、テニスについても、レベルに関わらず多くの人がもう十分すぎるくらい知識や情報をもってらっしゃいます。(余談ですが日本のテニス雑誌は海外のテニス雑誌と比べて格段に上達テクニックの内容や情報量が充実していてい、海外の人は驚くそうです。おそらく日本人テニス愛好家の知識は世界一です。)

だからこそ、これからの時代は「いかに余計なものを捨てるか?」だと感じています。

実際、プロ選手はじめ多くのプロフェッショナルな専門家の方々とお会いすると、結局実践されていることや考え方はとってもシンプルで本質的なことが多いです。

ということで、ライジングについても、今の自分のショットを振り返ってみて、そこから「余計なものは何か?」と考えていくと、きっと答えが見つかります。 これはあなたにしかできない作業ですから、この機会に、ひとりでじっくり考えてみてほしいと思います。
とはいえ、少しはヒントを・・・という方のために、私なりに発見した余計なものを例にあげてみましょう。

それは、この2つです。

1.テイクバック


2.力(ちから)

「んっ・・・!?ウソ?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

私の経験上、ライジングの感覚を学ぶときはこの2つは必要ありません。むしろ邪魔になってしまいます。

1.テイクバック
ライジングの基本は壁のようにボールをブロックするイメージです。また打つタイミングが大切です。それならば、いつものように大きくテイクバックするのではなく、壁のようにラケットを準備しておけばいいんじゃない??という発想です。
まずはこの考え方で飛んでくるボールを捕らえる練習をすれば、ライジングのボールを打ち返す感覚や、打つタイミングの感覚がつかめます。
そして、これで十分感覚がつかめたら、はじめてテイクバックを少しずついれていけばよいのです。
最初からテイクバックをしながらライジングを打とうとしてうまくいかず、難しくてあきらめる人が多いですが、これならその心配はありません。

2.力(ちから)

ライジングはボールにスピードがある状態でブロックするので打点では「力」が必要だと誰もが考えます。 しかしこれも錯覚です。
力を入れれば入れるほど、実は上手く打てません。
これはどんなスポーツでも当てはまることですが、初心者であればあるほど全身のいろんなところに余計な力がはいります。すぐに全身筋肉痛になった経験ありませんか?

一方、上級者であればあるほど、余計な力が抜けていてリラックスした状態でプレーします。長時間動いても疲れないわけです。
新しいことに挑戦するときは、無意識に力が入ってしまいます。
ライジングも同じ。
おそらく初めてチャレンジすると、腕にものすごい力が入ることと思います。でもそれでは上手くうてません。
だからあえて、「力」を捨てることからはじめてみてください。

以上です。参考になりました?

2つ例をあげてみましたが、これはほんの一例です。

あなたにとって「余計なもの」は何でしょう?

ぜひ考えてみてくださいね。

あなたのテニス上達を応援しています。

クルム伊達公子選手のライジングショットから学ぼう②

話題のクルム伊達公子選手から学ぼう②では、ライジングショットのデメリットについて考えてみたいと思います
■ライジングショットのデメリット前回は、ライジングショットのメリットについて考えてみました。
大きく3つのメリットを取り上げて、クルム伊達公子選手が海外の大型選手と互角に戦えた秘訣にせまってみました。

では今回は、ライジングショットのデメリットについて考えてみたいと思います。

デメリットというのは、しばしばメリットと対極にあるものです。

そこから考えてみると、、、

1.スイートスポットを少しでもはずれるとミスにつながりやすい。

ライジングではボールにスピードがある状態で、壁でブロックするように打ち返すので、メリットとして「より少ない力で強いボールを打ち返せる」ことをあげました。

これは逆に言えば、ラケットのスイートスポットで正確にボールをとらえなければ、ボールのスピードと勢いでラケットがはじかれてしまい、ミスにつながる可能性も高いということです。

できるだけ正確にボールを捉える技術がなければ、ミスが増えるリスクがあるということです。

2.自分も普段よりもワンテンポ早く動かなければいけない。

ライジングはワンテンポ早く相手に打ち返すので、相手に余裕を与えないというメリットがある反面、そのためには自分自身もワンテンポ早く動いて、ライジングショットを打たなければいけません。

具体的には、普段ベースラインから少し下がった位置で打ち合っているとすると、ライジングの場合は、一歩内側へ入ってベースラインの上で打ち合うことになります。

プロ選手の場合、ベースラインから1メートルほど下がったところで打ち合うことが多いようですが、伊達選手をみると、ほとんどベースライン上からさらに内側にいるのがよくわかります
ただし、その分、相手のボールにも早く反応しなければいけません。

3.コースを狙うのが難しい

ライジングでは角度をつけた厳しいコースが狙えるという反面、ワンテンポはやいタイミングで動きながら、スピードボールをブロックするので、少しでもタイミングがずれるとコースから外れてしまいます。

そういった意味で、ライジングはタイミングが重要です。
通常の打ち方に比べるとコースを狙うには高い技術が必要といわれます。

以上、代表的なデメリットをあげてみました。

デメリットを聞くと、
「あー、やっぱり私には無理だわ。。。」
「うわー、ライジングって大変そう。。」
「中級者にはハードル高いんじゃないの。。。」
と弱気になっちゃいますが、もちろん、これはあくまで一般的な話であって、上級者でなければライジングは難しい。。。というわけではありません。

むしろ、初心者や中級者でもできるだけ動作をシンプル&ナチュラルにすることによって、これらのデメリットを最小限に抑えながら簡単にライジングは打てるようになります。
「ハードル(障害)が高いほど、チャレンジする人は少ない。」
「ハードル(障害)が高いほど、それを超える努力を継続する人も少ない。」

さあ、これをメリットととらえるか、デメリットととらえるかはあなた次第です。

チャレンジしてみる価値はあると思いませんか??

あなたのテニス上達を応援しています。

両手バックハンドストローク/正しい腕の使い方

両手バックハンドストロークを打つときの正しい腕の使い方(振り方)です。両手で打つ­とどうしても腕が伸びず小さなスイングになりがちな人は、ボールがしっかり飛びません­。大きなスイングをするためにも、まずは正しい腕の使い方を身につけましょう。

両手バックハンドストローク/フィニッシュ位置と・・

両手バックハンドストロークでのフィニッシュの正しい位置、ラケット面の向き、上半身­の向きについてです。フィニッシュが乱れる人はスイングが安定せず、ボールも安定しま­せん。逆にフィニッシュが安定する人は、ナチュラルなスイングで安定したボールを打て­る人です。あなたにあったフィニッシュを身につけましょう。