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新たなテニス技術を自分のモノにする方法

ある日、練習中にすごいボールが打てるようになったのに、次の日にはまたいつもの自分に逆戻りしてしまった・・・という経験はありませんか?
一度身につけた技術を自分のものとして定着させるコツとは一体何でしょう?

先日もマイテニメンバーさんから次のようなご質問をいただきました。

———
家の中でらくらくテニスをみながら実践しました。
だいぶ良くなり、実際テニススクールで打ってみると、170km級のサービスが打てダブルフォルトもなくなったのですが、2日後またテニススクールに行って実践すると・・・また元に戻り、サービスのスピードも前に戻ってしまいました( ̄▽ ̄・)

これはどういうことでしょうか?
アドバイスをお願いします。
———-

一度状態がよくなって、また数日後に元にもどるというのはよくあることです。
だからこれを防ぐために、できるだけ多くの球数を打って、無意識レベルでできるようにするのが「練習」というわけです。

ただし、やみくもに球数を打って練習すればよいというものでもありません

大切なことは、うまくいったときに一度立ち止まってなぜうまくできたのか?」をもう一度しっかり見直すことです。

大切なので、もう一度言います。
「なぜうまくできたのか?」をもう一度しっかり見直すことです。

ミスをしたときに
「なぜうまくいかなかったか?」
を一生懸命考える人はたくさんいますが、うまくいったときに、


「なぜうまくいったのか?」

を一生懸命考える人はあまりいません。

うまくいったときに、ひとつひとつのチェックポイントを自分なりに設けて、記憶しておきます。

そうすれば、次にうまくいかなくなったときに、もう一度うまくいったときのチェックポイントを思い出し、修正することができます。

ぜひ、これからは「なぜうまくいったか?」を常に検証するようにしてください。

ではそのチェックポイントを具体的に考えて見ましょう。

大きくは3つあります。

1.上半身
2.下半身
3.全体

1.上半身
まずは上半身についてみてみましょう。例えば・・・

・頭の位置や向きは?
・目線は?
・肩の位置は?
・肘の位置は?
・上半身のひねり具合は?
・打点の高さは?

などがあります。

2.下半身
次に下半身についてみてみましょう。例えば・・・

・腰の位置は?
・足の向きは?
・スタンスの広さは?
・膝の曲がり具合は?

などがあります。

3.全体
そして最後に全体です。

これは1、2のチェックポイントをすべて連携させた全体のイメージを動画としてコマ送りしていくように検証します。

あなたがうまくいっているときのイメージ映像になります。

すべてのチェックポイントをすべてみようとおもうと混乱したり煩雑になる可能性がありますので、自分が感覚をつかみ易いチェックポイント、不安定なチェックポイントに絞り込んで覚えておくとよいでしょう

例えば、
うまくボールが打てるときは「腰の位置が低く保てている」、逆にミスするときは「腰の位置が高くなりがち」
といった感じです。自分の最も重要なチェックポイントを頭にいれておけば、試合中でもすぐに修正することができます。

最初は慣れないので難しいかもしれませんが、上級者であればあるほど、各チェックポイントと全体のイメージ映像を思い浮かべやすいはずです。

これは普段から意識して練習に取り組んでいると、誰でもできるようになります。
逆に普段の練習時も、何も考えずにただボールを打っているだけでは、いざ思い出せといわれても何も思い出せないのは当然ですよね。。。一球入魂という文字通り、真剣に練習をすることの大切がここでもおわかりいただけるとおもいます。

できることなら、ビデオ撮りしておくとあとから客観的にも見れますのでわかりやすいと思います。

では、がんばってあなたのBESTなイメージ映像を完成させてください
上達のご報告おまちしております!