目線
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振り回されても体のバランスを保つ秘訣とは?

前回、プロのテニスがシンプル&ナチュラルに見える秘訣は「体のバランス」にあることを伝えました。
では、どうすれば「体のバランス」をうまく保つことができのでしょう?
何を意識すればよいのでしょう?

テニスでボールを打つときに、できるだけ体のバランスを崩さないようにするために、一般的に言われることは、
「止まって打ちましょう。」
とか
「細かく足を動かしましょう。」
と言われます。

しかし普通にラリーをしているときはいいですが、いざ相手に厳しいコースをつかれたときは意識する暇もなく思い通りにいきません。

意識しなくてももっと簡単に体のバランスを保つ方法はないでしょうか?

実はその答えは「」にあります。

「体のバランス」と「目」がどういう関係があるの??と不思議に思うかもしれませんが、実は、体のバランスを保つ秘訣は

目線を水平に保つ

ことです。

もう一度いいます。

目線を水平に保つ

ことです。

実際に試していただくとよくわかりますが、目線を水平にすることで、頭がまっすぐになり背筋が伸びた良い姿勢になります。

バランスのとれた自然体が作れます。

逆に目線が傾いている状態というのは、頭がどちらかに傾いている状態で、必ずバランスが崩れてしまいます。

目線がどちらかに傾くことで、目に見える景色(距離感など)が正確に把握できなくなり、バランスが崩れやすくなります。

仮にボールを打つときに、目線を水平ではなく、首をかしげて斜めにしてボールを打ってみてください。とっても打ちにくくありませんか?

ちょっと目線が変わっただけで体のバランスが崩れるのがよくわかると思います。

逆に言えば、どんなショットを打つときも最初から最後まで目線を水平に保てば、自然と体のバランスが保たれ易いということです。

あなたのフォームはそれだけでシンプル&ナチュラルなものに変わると思います。

サーブひとつとっても、トスをあげてボールを打った後、多くの人は目線がどちらかに傾いていたり、下を向いていたりします。

ボールを打ち終わったあとに、目線を水平に保つように意識してみてください。

たったそれだけでサーブのスピードがアップしたり、確率があがったり、スピンの回転量が増えたりすることはよくあります。

私が知る限り、「目線を平行に保つ」というアドバイスは誰でもすぐにできて、最も効果が高いと思いますよ。

さあ、あなたもこの目線マジックを体験してみてくださいね!